《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」 ー39ー
修行僧の経験は、
天井の穴から差し込む月あかりが、
その「受け止め方」を変えてはくれたが、
”あばら家でやっと寒さを凌いでいる”という、
厳しい状況にあることに何の変わりも無い。
私達の日常生活の中でも、
こういうことはいくらでも経験しているはず。
だが、
その”悪状況”だけを何とか変えようとして、
私達はもがき苦しんではいないだろうか?
それも、
自分の「受け止め方」を変えるのではなく、
「あの酷い上司が変わりさえすれば・・・」
「この厳しい環境さえ変われば・・・・」と、
他人や、
環境だけをやり玉に挙げて、
自分自身に指先を向けることをしている人は、
いったいどれだけいるだろうか?
私達の「意志力」とは、
こういうことに対しての、
自分自身の「向き合い方能力」そのものを示している。
目の前の”心配事”を気に病む前に、
自分自身の「意志力」というものを振り返ってみることだ。