《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」 ー10ー
人生は「目の前のこの一瞬」しか存在していない。
こういっても過言ではないだろう。
1秒先には何が起こるか判らない。
生きてさえいないかもしれないのだから。
ところがどうだろうか?
私達の多くは、
”過去への思いやみがたく未来を慮ることしばしば”と、
さらには、
人生これから先は”順風満帆平穏無事で!”と懲りずに願う。
『そんなことになったら、
自分の成長はこの場で止まってしまうことも解らないのか?』と本心から案じてしまうような人が多くいる。
どんな状況下に置かれようと、
目の前の「やれること」に愚直に向き合って、
その時その時の「一息に生きる」ことこそが大切なコト。
こんな川柳がある。
”欠け椀ももとは吉野の桜なり”
今は淵が欠けて、
みすぼらしく見える小さなお椀でも、
元をただせば、
吉野の山に見事に咲き誇った桜で、
大勢の人達から『おぉ~綺麗だねぇ~!』と絶賛を受けた桜だったということ・・・・だが、
いつまでもその過去にこだわっていても仕方のないこと。
過去にこだわり続ける人は”今の自分に自信の無い証”。
さらには、
いまの自分をないがしろにしていることにもなる。
私達には「今をどう生きる」ということしかない。
今はもう”欠け椀”でも、
心の中を温めてくれる味噌汁を入れられる。
生きるとはそういうことだ。