《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」 ー4ー
禅の教えの中に「脚下照顧」という言葉がある。
難しい言葉に聞こえるが、
その意味は誰でもが知っている、
”部屋に上がる時は脱いだ靴をきちんと揃えなさい”という意味。
もう一つ解り易い例を出すとしたら、
「喫茶喫飯」という言葉。
これは、
”余計なことを考えずにお茶をいただく時はお茶を飲むことだけに集中しご飯をいただく時はご飯を食べることだけに集中しなさい”
こういう意味の言葉。
つまり、
先のことをいろいろと考えすぎないようにして、
”いま目の前の「やれること」”だけに集中して、
無我夢中で向き合いなさいということ。
この禅の教えは多くのことを教えてくれている。
私達は必ずやって来るという保証などどこにも無いのに、
明日や遠い先のことを考え、
「夢は諦めなければ必ず叶う!」とか、
「誰かの役に立ちましょう!」といったお題目的なコトを掲げがちになるが、
それは目指すことではなく、
どちらも、
「目の前の”やれること”」を全力でやる抜いた結果として、
後から付いてくる結果現象でしかないということ。
人生は計算など出来ないほど実はシンプルに出来ている。