《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「これから社会人となる君に!」 ー2ー
高度成長期の真っただ中で就職した私だが、
この72年間の中にも、
もちろん辛く苦しい時期はあった。
大切な人を失ったこと。
転職はして給与は大きく増えたものの、
毎朝、
日の出前に出社して、
日付が変わってから帰宅する毎日が何か月も続いた時期。
絶望も経験した。
独立はしたものの、
最初の事業に失敗して、
多額の負債を背負い込んで生きなければならなくなった時期。
振り返ると、
『もぉ~これで終わりだなぁ~』と絶望感のど真ん中に落とされたことはこの72年間で2回ある。
それでも、
『わずかに2回だけだ』と、
そう自分に言い聞かせて、
『いつか必ずいい日が来る・・・・』
そう信じて踏みとどまった。
でも、
”何をどうすればよいのか?”
50歳を迎えてもさっぱり見えてはこなかった。
若い頃は、
大きな仕事がしたかった。
他人より早く出世もしたかった。
給与も高くしたかった。
でも、
「人生にはもっともっと大切なことがある」という思いが、
心の奥底から湧き上がってきたのは、
50も半ばを過ぎてからのことだった。
今の若い君達の時代と、
私がこれまで生きてきた時代は確かに違うかもしれないけど、
「働くコト」
「仕事をするコト」の「本質」は全く変わってはいない。