《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「信頼される人間になるために!」 ー29ー
「信頼される人」というのは”アウェイ感”を出さない。
言い換えるなら、
「しっかりと空気が読める人」ということになる。
私の上司で恩師でもあるT課長はこういう人だった。
酒をこよなく愛し、
一人の時間をこよなく楽しむ。
それでいて、
『この人と一緒にいたい!』という気持ちにさせてくれる。
いまでいうなら、
みんなで食事会をして、
『カラオケにでも行きましょう!』となると、
T課長は静かに、
『俺はここまでだお前たちで楽しんで来い!』と、
静かに姿を消す。
決して、
『カラオケなんかガキが行くとこだぁ~!』などと、
説教じみたことはいわない。
酒を呑みに二人だけで出向くと、
酒飲みのマナーにはうるさかった。
鮨屋に入って、
『ここ空いてますかぁ~?』とカウンター席の一番奥に座ろうとしたりすると、
『馬鹿ものぉ~!』と怒鳴られた。
特に、
名店と言われる鮨屋のカウンターの一番奥の席は、
その店の最高ランクの常連さんが座られるところ。
こんなこと教えてくれる上司など今はもういない。
今なら、
握られて出てくる鮨にスマフォ向けて写メなど取ろうとしたら、
『馬鹿ものぉ~!。
鮨は出されたら3秒以内に口に運べそれがマナーだ』
(握り寿司は握った直後、ほぼ3秒以内にシャリがネタの重みで沈む・・・するとシャリの間に組み入れられた空気が抜けてベタっとなる・・・粋な顧客はそういうことを知っている)。
言い換えるなら、
「信頼される人」というのは”粋な人”でもあるといえる。