《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー68-
”勝ちに不思議な勝ちあれど負けに不思議な負け無し”
名将と言われたあの野村さんが残された言葉だが、
私はこの言葉を初めて耳にした時、
「眼から鱗・・・」どころではないほど衝撃を受けた。
それまでは勝ち負けにこだわり、
「何事も№1にならなきゃ意味がない」などと考えてきた。
考えてみれば”№1”というのは、
№2とか№3とか、
それ以下のランクの人がいるからそう呼ばれるのであって。
決して「一番優れているから・・・」ということではない。
徒競走をしていて、
たまたま一緒に走るライバルと思しき相手が、
一人がこけて、
もう一人が靴の紐がほどけてとアクシデントに見舞われたら、
”№1”のタイトルは勝手に向こうからやって来る。
以来私は、
価値負けにこだわることをやめた。
「№1じゃなくてもいい。自分にしかない”オンリー1”を目指す」
つまり、
スポーツでもビジネスでも、
大切なことは、
競合に勝つことではなく、
「自分自身に勝つこと」の方がはるかに大切だということ。
そして、
勝ち負けにこだわっていると、
『今日は大勝利だぁ~!』と、
何も反省の無いまま次を迎えがちになる。
戦場でそうやって今日の戦の勝利の酒に酔っているところを、
敵に奇襲をかけられ敗れた例は数挙にいとまがない。
ビジネスの世界でも同じことが言える。
”儲けに不思議な儲けあれど損失に不思議な損失無し”かも?
言い換えるなら、
「事故や問題は起こるべくして起きている」ということ。
続きはまた明日。