《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー67-
車を運転していて、
交差点に差し掛かる直前に信号機が黄色になる。
基本的には停止するのだが、
停止線を越えずに止まれないと判断したり、
ついつい時間に迫られている時など、
そのまま交差点を通過しがちになる。
私自身も時々、
こうした状況に追い込まれることがあるが、
車の運転も仕事に向き合う時も、
こういう向きあい方を続けているとどうなるのか?
有名なあの「ハインリッヒの法則」がそれを教えてくれている。
交差点で眼前の信号が黄色に変わっても、
ブレーキを踏まずに突き進む運転を300回続けるとすると、
その内の29回は接触事故などの軽い事故を起こし、
1回は人身事故につながる大事故に発展するという。
実はビジネスの中にもこの法則が当てはまる。
つまり、
仕事を覚えたての頃なら、
何事も上司からの「統制(評価・反省)」を受け、
自分が行う仕事を振り返りながら向き合っていたが、
車と同じで、
免許を取って運転に慣れだしてくると個々の”癖”が付いていく。
ビジネスの世界でも同じで、
「マネジメント」では部下のこの”癖”を見逃さないことだ。
『あの程度ならまぁ~いいか』と、
変に物分かりの良い上司や先輩を演じずに、
気付いたらその都度、
本人に指摘やることが重要になる。
「手抜き癖」に「サボり癖」。
「言い訳癖」に「ルーズ癖」。
「つもり癖」に「自己誇大評価癖」。
その他にも「チョッとした手抜き癖」や「自己流癖」。
こういう姿勢は企業組織のコストアップを生み、
取り返しのつかない大事故の元凶になりかねない。