《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー18-
管理職の方はご経験があると思うが、
私達は自分の部下のことをあまり良く解っていない。
私も多い時には250名を超える部下を持っていたが、
一人の管理職が管理できる人間は、
どんなに優秀な人でも20名が限界と言われている。
例えば、
『○○君の能力は具体的にどういうところか?』と聞かれると、
頭の中である程度のことは理解出来ていても、
それをいざ神に書き出してみなさいと言われると、
意外に具体的に書き出せない管理職が多くいる。
部下の能力を本気になって検討し、
考えるのは人事考課の時だけという管理職がほとんどだ。
ましてやまだ考課権を与えられていない監督者レベルになると、
それも自分の記憶だけに頼ることが多くなる。
そういう人達が、
部下の指導育成をしていくのは、
まるで地図無しで山歩きをするようなもの。
最低でも次の項目くらいは、
定期的に記録に残して置くことが重要になる。
①.経験済み業務と未経験業務。
②.経験済み業務の処理能力(所要時間や完成度)。
③.業務に向き合う時の長所と短所。
この3点だけでも具体的に把握していると、
その部下に対する指導育成計画も立てやすくなる。
『あいつは良い奴ですよ』
『あいつは使えます』
『あいつはダメですね』
『あいつは優しいです』
こういう表現でしか相手を評価できないと、
管理職として、
”マネージメント”における「統制(評価・反省)」が全く成されていないことになる。
「マネジメント」とは”感情表現”とは違う。