《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「”マネージメント力”を考える！」　ー12－

仕事を進めていくには「人」はもちろんのこと、
家賃に資材や機械、
備品や材料、
交通費に制作費や通信費からユーティリティーなど、
さまざまな経費（コスト）がそこには生まれてくる。
これらの経費の全ては、
会社の資産を使ったり、
その使用料として他社に支払いが発生している。
でも中には、
新入社員であれど、
上司の許可なく、
勝手にその使用を任されているものもある。
”仕事をする上で、
許可なく会社の資産や経費を使うことが出来る”
これをビジネス社会では「権限」という。
この「権限範囲」は、
もちろん役職によって異なり、
新入社員よりは課長の方が、
課長よりは部長、
部長よりは取締役の方がその”「範囲」は広い”。
そしてこの「権限範囲」に比例して、
同時に「責務範囲」というものが付いてくる。
確認すると「権限と責務」の関係はこうなる。

１．「権限」
「権限」とは分担された職務を公に遂行することが可能な権利で、その内容は次の2通りに分類される。
　①．”管理権限”・・・決定権、自由裁量の権限、命令権限。
　②．”作業権限”・・・作業を行う上で必要な権限。
２．「責務」
「責務」とは職務を遂行する上で”責任”を全うすための義務。

組織の中の行動は、
全てにおいて、
この「権限」と「責務」のバランスを保ちながら行われなくてはならない。