《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”マネージメント力”を考える!」 ー11-
人は多くの場合、
誰でも”自分が考えるように行動したい”という、
人間本来の「基本的欲求」がある。
ここで出てくるのが先に記した”セルフマネージメント”だが、
ここで忘れてはならないのは、
いくら自由に、
『”セルフマネージメント”なんだから、
自分で自由にやって、
その責任も自分で取りなさい』では、
部下は結果を恐れ返って動きが取れなくなる。
”セルフマネージメント”の中にも、
「統制(評価・反省)」という管理職の役割が存在していることを忘れてはならない。
これを怠ると、
「統制(評価・反省)」が単なる”批評”だけで終わってしまう。
これでは管理者がいてもいなくても同じこと。
”セルフマネージメント”は、
部下にやる気を出して仕事に向き合ってもらうには効果的だが、
それも、
会社や上司が希望する条件内で、
その仕事をしてもらわなくてはならない。
そのチェック機能が無ければそれは”単なる野放し状態”に過ぎなくなる。
ではそれをするにはどうしたら良いか?
そのためにあるのが「目標管理のマネジメント・サイクル」だ。
これは、
管理者が職場全体の目標と方針、
経営者の考えなどをハッキリと打ち出し、
それを実現するために、
”部下は具体的に何をどれだけ、
どの状態まですれば良いのか?”を部下に考えさせ、
その部下の提案に基づいて、
管理職と部下のコミュニケーションを高めながら、
部下の不十分なところ、
目標未達の原因となったことを上司が具体的に指導しながら、
部下の「目標管理」をサポートしていく。
図で示すならこうなる。
《部下》 《上司》
1.上司から示された条件の中で立案。 1.会社の方向性と必
要情報の提示。
〈計画〉 ➡ 〈準備〉
2.〈準備〉段階での申請願い。 2.同段階で部下支援
〈実行〉 ➡ 〈統制〉
3.実行カレンダーなどを製作し 3.定期的行動確認
それに基づく行動。
4.部下・上司共同で行う「統制(評価・反省)」
「計画」➡「準備」➡「実行」➡「統制(評価・反省)」
この”サイクル”をしつこいくらいに何度も繰り返し実行していくことこそ「マネージメント」の基本中の基本といえる。