《”ねぎたけ”こと・・・「禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「いつも”気持ち”の整理整頓をしよう!」 -24-
今日の”悩み”の事例は、
「過去のことをいつまでも悔やんでいる人へ!」
『あの時、あんなことさえなかったら・・・・』
『あそこであんな展開にさえならければ・・・』
こんなふうに、
いつまでも
過去の出来事を引きずりながら歩いている人は多い。
昔こんな受講生がいた。
大手のF銀行に入行し、
お給与は30代半ばで1,000万を超えていた。
社内結婚もされて、
既に都内近郊に一軒家も購入され、
はたから見れば、
幸せの塊のような生活を送られていたのに、
ところが、
『そもそも大学を間違えたんです。
本当はT銀行に入りたかったんですけど、
しかたなく今のF銀行に入って、
それに・・・・』
ここから、
彼は家庭が上手くいっていないことを語り始め、
『そもそも結婚が間違いだったんです』
さすがに、
ここまでつまらぬ愚痴が続くと、
私も、
『だったら転職して、離婚されたら?』
こういう人は、
何がどう展開していこうが、
『そもそもそれが間違いの始まりだったんだ!』と、
いつまでも、
過去の出来事に心を翻弄されながら、
そこに、
追求できない原因でも存在するかのように、
いつまでも過去を引きずりながら、
言い訳をしながら生きていくのだろう。
「あそこで・・・・だったら!」
「あの時・・・・・していれば!」と、
自分が選択しなかったもう一つの道に、
可能性と思い込んだ妄想を繰り返しながら生きていく。
私達は過去-現在-未来という時の流れの中で生きているが、
”過去”を変えることなど誰にもできない。
”現在”と呼ばれる時空間など存在しない。
だったら、
”未来”という時空間の入口にしか
私達は生きていないということに気付かなくては、
こういう人のように、
死を迎える時まで、
『あぁ~あの時に・・・・』と
愚痴っていなくてはならなくなる。