《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「シンプルに生きれば悩み事の90%は消えていく!」 -43-
”他人は他人 自分は自分”というのを、
自分勝手にと受けとる愚か者はいないだろうが、
”他人は他人 自分は自分”というのは、
他人の問題点と、
自分の問題点をごちゃ混ぜにするなということ。
「自分に厳しく他人に優しく」という言葉があるが、
これも、
自分は何事も我慢していればよいということではない。
江戸時代の儒学者で薬物学者でもあった貝原益軒の言葉にこういうのがある。
「聖人をもって我が身を正すべし、
聖人をもって人を正すべからず、
凡人をもって人を許すべし、
凡人をもって我が身を許すべからず」
簡単にいうなら、
”自分が何かをやれて、他人がやれていなくても、
偉そうに上から目線で話すな。
やれていない人を責めるのではなく、
それぞれに自分自身の問題として受けとめなさい”ということ。
サラリーマン時代、
部下の問題点を見つけて、
それを指摘し、
注意して改善させていくことが仕事だと思い込んでいたが、
55歳を過ぎた頃にやっと、
そうではないことに気付けた愚かな私。
人は100人いれば100通り。
それぞれに良さもあり、
問題もある。
大切なことは、
お互いがそれぞれにお互いの問題として自覚し、
他人の問題を
お互いに責め合うような愚かなことは無駄と知った方が良い。
つまり、
人はそれぞれが自分の足元を見つめ、
自分目線で、
しっかりとやることに取組んでいけば、
”人様にお役立ち!”などと看板掲げなくとも、
必然的に、
誰かの役に立てるようになる。