《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です」♪》
「人生ではどんな”壁”も突破可能!
”壁”だと思い込んでいるのは”扉”だから!」 -17-
”出来ることではなく「やれること」をやる!”
これが3つ目のポイント。
”出来ること”と「やれること」。
この違いを
本質に理解するまでに
私はかなりの時間を要した。
最初は、
『どちらも同じだろう!』と思い込んでいた。
これを教えてくださったのは、
あの名再建者といわれるⅠ先生。
初めてお会いしたのは昭和44年の秋だった。
当時、
百貨店の人事部で新入社員として働いていた私が、
急遽、
社長と専務のお供で京都へ。
初めての出張でかなり緊張していた。
実は、
私が人生で初めて名刺交換させていただいたのがⅠ先生。
その時に、
どういう話の流れからかはもう記憶にないが、
それも私に直接ではなかったような気がするが、
その言葉は今でも鮮明に覚えている。
それが、
『出来ることをやろう!という人が多くいるが、
実は、
私達に”出来たこと”は在っても、
”出来ること”など存在しないんですよ。
だから「やれること』だけを懸命にやるしかない。
”出来たか?出来なかったか?”はその結果判ること』
私ごときが発言する機会もないので、
心の中で、
(そうだよなぁ~。”できること”と「やれること」じゃ、
元々、時系列が別のところに存在しているしなぁ~・・・)
こんなことを考えながら、
懸命にメモを取った記憶がある。
”出来たこと”と、
”出来ること”をごちゃ混ぜにして、
私達はどこかで思いあがっているのかもしれない。
1秒後の保証などどこにも無いのがこの世の中なのに、
『出来ることをやろう!』・・・おかしな言葉遣いだ。
”出来ると”思い込んでいる。
だから、
”出来なかった”その時のショックは大きい。
最初から、
「やれること」だけを、
愚直に懸命に取り組んでいればそれで充分。
でも、
その「やれること」を疎かにして、
やれ10年後は!
やれ20年後は!と未来に描く夢は、
それは夢ではなく
ただの”欲”でしかない。
「意志力」を高めるのに、
最も大切なことはこのことかもしれない?