第5,090号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「天風哲学に「人の在り方」を見る!」   ー165-

 

天風哲学の教えの中に「触覚作用の抑制」というものがある。
私達は、
単に季節の変わり目に寒暑の差に揺さぶられ、
寒さ厳しい冬には肩をすぼめ小さくなり、
暑さ厳しき夏には、
額に汗しながら暑さをぼやきぎらつく天を仰ぐ。
暑さや寒さを感じることは人間の持つ能力の一つで、
それ自体が悪いことではないが、
それを”言い訳”にして、
自らの行動を遅らせるようでは問題がある。
これを自らの「意志力」である程度まで抑制する。
この「意志力」そのものを「触覚作用の抑制」と呼んでいる。
古往今来、
偉人と呼ばれるような人や、
修行を重ねた賢者がみだりに寒暑を気にかけ口にしたり、
病に侵されて、
その不安の中で弱音を吐くようなことが少ないのは、
この「意志力」というものが積極的に働いて、
心機転換がなされているからである。

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