《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”心”を「風」のごとく!」 ー8ー
私達は誰でもがそうだが、
生まれた時は高い「自己肯定感」を持ち備えて生まれてきた。
それが3歳くらいからを境に、
自分自身にこう問いかけることが増えてくる。
『僕はこのままで良いのかなぁ~?』
『パパもママもこれなら褒めてくれるかな?』
そこにはちゃんとした理由がある。
まず両親だ。
両親との物差しの目盛りの違いが出ると修正され始め、
『これじゃぁ~駄目なのかなぁ~?』と感じ始め、
次に保育園や幼稚園に行き始めると、
「そのままの自分」も、
誰かにとっては受け入れてもらえないことを体験する。
こうして人は、
他人と触れ合う中で、
”自分の思い通りにならないこともある”という、
切ない経験を積み重ねながら、
生まれながらに持ち備えてきた、
「自己肯定感」そのものにも影響が出始める。
それは些細なことから始まる。
例えば、
まだ眠くないのに、
『早く寝なさい!』と言われることとか、
兄弟がいる人なら、
『お兄ちゃんを見なさいなぜあなたは出来ないの?』と、
比べられることで、
『自分は劣っているのか?』といった感覚に襲われる。
それはやがて、
それまで好き勝手にやってきたことを否定され、
集団生活の中で、
他人と比べられたりルールに従うことを学習させられたり、
いつの間にか『ありのままの自分じゃダメなんだ』と感じ始め、
「自己肯定感」そのもにも歪みが出始める。
この時、
幼い頃の経験ほど深く心の奥に傷のように残る。
私達はこの辺りから「”素”で生きる」難しさを知ることになる。