《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」 ー79ー
「因縁」とは奥深い言葉だと、
この歳になるとつくづく感じさせられる。
これは私達人間社会だけのことではない。
春になると綺麗な花を咲かせる草花もそうだ。
同じ木に花芽を付けたとしても、
その芽がすべて同時に花開かせるわけではない。
大きく膨らんだ蕾だけが、
暖かい春風の訪れによって花開かせる。
春風はどの蕾にも同じように吹くが、
まだ固い蕾は春風が通り過ぎるまで待つしかない。
太陽の光とて、
同じように木にそのエネルギーを注いではくれるが、
陽の当たる場所の違いで、
そのエネルギーの恩恵を受ける量と時間は変わって来る。
つまり、
「花開く」という結果現象を招くには、
太陽のエネルギーをたくさん授かり、
大きく芽が膨らみ大きな蕾になるという”原因”を整え、
待ちに待った、
「春風」という”縁との出逢い”が結びつくことが条件になる。
この地球上に生きる全ての生命体は、
この「因縁の法則」によって生じる環境の中で生かされていることに気付かなくてならない。
これに気付けないでいると、
いつまで経っても、
自分の「心」の中の”心配事”が無くなることはない。