《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「心配事は起きてから対応しても遅くない」　　　ー16ー

相手の一面だけを切り取るかのように受け止めたり、
周囲から入る情報だけで、
その人に対する「先入観」から、
その人の全てを決めつけるかのように受け止めれば、
その人を見誤る可能性は必然的に大きくなるだけ。
禅語の中に、
”一切衆生、悉く仏性有り”という言葉があるが、
これは「この世に命あるものは全てが”仏性”という仏様のような優しく美しい心根を備えている」という意味で、
いま目の前に自分が見ているその姿は、
相手の持つほんの一面に過ぎないのだから、
もっとじっくりと、
お互いに「関係性」を築き合いながら、
相手の良いところを見出せるようにしよう・・・・という姿勢を教えてくれている。
相手の違った一面が見えて来たら、
受け入れ難かった上司は、
言葉はきついけど、
実は、
物事に真剣に向き合う姿勢が強い人だったとか、
挨拶をしたのに挨拶を返してくれなかった人は、
ついタイミングが悪く返せなかっただけだったり、
約束を忘れたあの人も、
実は、
その時にのっぴきならない出来事があり、
つい連絡が遅くなってしまっただけだったとか・・・・、
いままで見えなかったいろいろな別の姿が見え始めてくる。