《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「信頼される人間になるために!」 ー25ー
「信頼される人」というのは、
いかなる時でも”心に余裕がある”。
この”心に余裕がある”というのは、
どんなことが起きても微動だにしないとか、
デンと構えているというような意味ではない。
2004年10月23日。
この日、
私は越後の山古志村というところにいた。
ご記憶に残る方もおられると思うが、
この日の夕刻、
Ⅿ6.8震度7の激震が中越地方を襲った。
この頃の私は、
最初の事業に失敗し多額の負債を抱え、
先輩のS氏を頼って新潟の長岡までやってきていた。
長岡で待ち合わせをし、
車で20数キロ南下した、
山古志村の先輩の自宅に到着したとたん、
私達は激震に見舞われた。
そしてそのまま避難生活者として、
現地の小学校の体育館で、
地元の方々と1カ月半も過ごすことになった。
私達の人生には、
このように突然、
何が襲ってくるか判らない時がある。
そのことで、
仕事が無くなったり、
ローンを組んでやっと立てた新築の家を失ったり、
モノや金ならまだ良い。
大切な家族を失ったり、
自らの命すら失ってしまうこともある。
そしてそういう時に、
良いも悪いも、
私達の「本性」というようなものが見え隠れする。