《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「”マネージメント力”を考える！」　ー52－

企業組織の中には常に2つの組織源が存在する。
一つは「公式組織」。
つまり、
会社が公式に設け編成した組織。
二つ目は”非公式組織”だ。
こちらは会社の意向とは無関係に、
個々の感情の下に、
好きか嫌いか？
損か得か？などを基準に自然に作られていく組織をいう。
”非公式組織”は悪いわけではない。
大きなメリットも生み出していく。
例えば、
楽しさ。
気楽さ。
安らぎ感といったものだ。
ところがこの”非公式組織”が「派閥化」しだすと厄介になる。
「派閥化」とは、
公式組織の中で、
その「派閥」に属する仲間だけが、
得をするようなことをもくろみ出したらこれが始まった証だ。
こうなると、
派閥間での摩擦も生まれだし、
やがては「公式組織」の活動にまで悪影響を及ぼし始めてくる。

「マネジメント」という仕事の中には、
こういう”非公式組織の把握”という仕事も含まれてくる。
企業組織だけに限らず、
組織（同じ目的に向かって進む2人以上の集合体）には、
そこは幾重にも重なった多重構造で出来ており、
裏側から見ると、
いつも見えている表側とは全く違ったものが見え隠れしている。

総務とか人事とか社長室という部署ではこういうことも把握しておかないとならない。