《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”自己成長への道”はここしかない!」 ー32-
昨日のブログでお話しした”問題と向き合う3段階法”は、
私達に2つのことを見極める英知を授けてくれる。
一つは、
「どうすることも出来ないことを受け入れる冷静さ」。
もう一つは、
「変えられるものを変える勇気・・・それは自分」ということ。
古い格言にこんなのがある。
”おがくすを鋸でひこうとするな”
つまり、
いったん悪い状況になってしまい。
それが変えようのないことと解っているなら、
それについて思い悩むことは適切なことではないという意味。
私の受講生の一人に、
元プロのピアニストでⅯさんという女性がいる。
彼女は、
あの有名なジュリアード音楽学校まで出て、
プロとしてスタートした直後に思いもしない病に倒れ、
脳障害を患い、
酷く落ち込んだ状態で私のオープンセミナーに申込んできた。
普通の生活をするには何の問題も無かったが、
右手の指の機能が弱まり、
プロとしての前途を絶たれてしまったⅯさん。
私のセミナーを受講され2日目の午後。
他の受講生の前で初めてこの話をされた。
そして最後のスピーチで彼女は涙ながらにこう話してくれた。
『クヨクヨ考え込むのはやめます。
だって私の指はもうどうしようもないのだから・・・。
この2日間でそのことに気付けました』・・・・と。
Ⅿさんは鋸でおがくずを引くのをやめたのだ。
そして2年後。
彼女からの電話の声は弾んでいた。
『私はもうピアノが弾けませんが、自分が学んだ知識や技術、
私が授けていただいた才能を今は他の人に伝えさせていただいています。
それと結婚もしてもうじき子供も・・・・』
私には本当に嬉しい1本の電話だった。