《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「”心配事”から自分を解放しよう!」 ー48-
「人は一人では生きていけない」
こんなことは誰でもが理解しているはず。
たとえ、
無人島で世捨て人のように生きようが、
植物や魚や自然の手を借りなければ生きてはいけない。
現代社会ではその関係がさらに複雑に絡み合う。
朝食一つとっても、
自分の命を差し出してくれた豚君に、
産んだ卵を育てることもなく差し出してくれた鶏さん。
コーヒーの豆を摘み、
洗って焼いて袋に詰めて、
売られていくまでにどれほどの人手が関わっていることか?
予想もしなかった来客が突然訪れ、
冷蔵庫や戸棚に何も出すものが見当たらなくても、
それでも何とかもてなしをしようとしたことがあるはず。
人生は時にして、
”空っぽ”の冷蔵庫や戸棚のようになる。
私達は得られるものはほとんど手に入れ、
さらにもっと得ることが頑張ることと思い込まされてきたため、
自分がすでに持っているものを無視するようになってしまった。
そして人は、
それを手放すかもしれないという時が来ないと、
その有難さに気付けない。
両親の有難さなどその代表的なものかもしれない。
たまには静かに振り返り、
いま自分が手にしているモノを整頓してみることだ。