《”ねぎたけ”こと・・・禰宜　猛（ねぎ　たけし）です！♪》
「”心配事”から自分を解放しよう！」　ー15－

SNSが進んで世の中は便利にはなった。
でも、
『自分は独りぼっちかも？』と感じる人もまた多くなっている。
一人でいても退屈にならない環境。
一人でいても情報に困らない環境。
”もう一人”の自分をバーチャルな世界で作り上げ、
「本来の自分」を置き忘れていることにも気付かずに、
ただ”便利”という世界にだけ満足を感じながら生きている。
そういう感覚の人間が本当に多くなった。
だからお互いの会話も減る。
電車を降りる時に『すみません降ります』と声をかける人。
スーパーの狭い通路で後ろに立って、
ただ苦虫噛み潰したような表情で、
『すみません』の一言すら出せないでただ棒立ちしている人。
これは本当に残念なことだと思う。
だから「孤独」も”孤立”の区別も理解できないまま、
単に、
”一人ぼっちになることだけを心配する”ようになっていく。
そういう人達には、
「孤独の時間＝孤立した時間」になってしまっているのだろう。
”孤立”を感じるようになると、
人間は精神の破壊に向かい始める。

「孤独＝一人でいる時間」は、
他人との煩わしさから逃れる時間ではない。
正直な気持ちで何かと真剣に向き合い、
心の中で何かを創造する第一歩。
心を落ち着け、
霊的なものを感じるほど集中してリラックスする時間だ。
私達は自分の「孤独」に正直に真正面から向き合うことでしか、
”幸せになるためのチケット”を手に入れることはできないのかもしれない。