《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「職場で”自分らしく”働きたい思っている君に!」 ー11-
世の中には、
「儲けは度外してお客様が喜んでくだされば・・・・」
「誰かの役に立つことが仕事の目的」
「社会に貢献したい」
「周りから“感謝される”人間になろう」
こういう言葉が並ぶビジネス本やセミナーなどがあるが、
ただ、
自分が向き合う仕事が、
そういうことが動機となり、
『誰かに役に立つこと、
誰かに感謝されることで自分が活かされていることが実感できる』と思い込んでいるなら、
それこそが”自我”のなにものでもないことに気付いた方が良い。
サービス業にいて、
『ありがとう君のお陰で助かったよ』
こんな言葉を朝から晩まで浴びせてもらえるなら、
それも実感できるだろうが、
世の中の多くは「お客様からの感謝が見え難い仕事」だ。
私もデパートマンにはじまり、
マックの店長としてお客様との最前線で仕事をしてきたが、
そういうお言葉をいただけたことは年に数回程度だった。
仕事とは、
そういう現象をとらえて、
それに携わっている人の仕事ぶりを測るのは困難だということ。
それに、
サービス業に於けるホスピタリティの本質もまた、
そんなところにはないということだ。
君がいまどんな意志気(意識)で仕事と向き合っているか?
それは、
君自身の仕事への取り組み方だけでなく、
毎日の勤怠状況や、
周囲の人たちとの”報・連・相”の履行度とか、
作業をする前の準備手順や後始末状況。
こういう小さなことへの向き合い方が、
傍の人達から見て、
『あの人は健気だなぁ~』
『気付かされることが多いなぁ~』
そういう気持ちが、
お客様なら『買うならあの人だ』と思わせ、
上司からは、
『これをやらせるのならあいつしかいない』という、
”想い”へとつながっていく。
こういうことこそ、
誰かの役に立つ。
周囲の人達を勇気づける。
こういう結果現象へとつながっていく。