第4,151号・ブログ

《”ねぎたけ”こと・・・禰宜 猛(ねぎ たけし)です!♪》
「人生の歩き方は一つだけじゃない!」  ー109-

 

私は”素人お百姓”で、
自宅近くに50坪ほどの土地を借りて野菜作りをしている。
もうかれこれ7~8年になるが、
ここで学んだことは下手なセミナーを受けるより多くあった。
なんといっても、
相手(野菜)は口がきけない。
水が欲しくてのどが渇いていても、
こちらが気付いてやらなければそれで終わりだ。
里いもは水を好むし、
長ネギは水を嫌う。
これも彼らに聞いたわけではない(笑。

ところが、
私の彼らに対する”向き合い方”が、
そのまま彼らの表情に出てくるから不思議だ。
懸命に土作りをして、
雑草を取り除き、
手作りの肥料をやりながら成長した後の姿を思い描くが、

ある日、
突然、
朽ち果てていることもある。
『もうそろそろ収獲かな?』と行ってみると、
ハクビシンにすっかり食べられてしまったトウモロコシ。

私は苗を植える時、
必ず、
彼らにこう声をかける・・・・『元気に育ってくれよ』と。
そして水をやり、
雑草を取り除き世話をしていくが、
すくすくと伸びる奴にも、
枯れて朽ち果てていくやつにも、
同じように声はかける。
それが私からの「愛情」と思っているから。

人間と違って、
私が彼らに「愛情」を注ぐことで”見返り”も湧かない。
すくすくと育ってくれたのは彼らのお蔭。
途中で朽ち果ててしまったのは”私の責任”と、
なぜだか自然と感じられるから。

それはきっと、
彼らは口を開いて、
自分の思いなどを語ろうとしないからだと思う・・人も同じだ。

 

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